膝痛その後

 長野県は松本市に転勤して早1年余り。その間仕事の忙しさと治らない膝の痛みから何も運動をしなかった。膝については近所に「気功整体」と「整筋術」の店を見付けたものの、「気功整体」はいかにも怪しげなので、夏頃に「整筋術」の方へ何回か通ってみた。施術を受けると膝の痛みも和らぐのだが完全に痛みがなくなることはなく、秋になってから整形外科に通うことに。MRI検査を受けた結果、膝の棚障害であることが判明した。棚障害とは膝の皿の内側に棚状の突起物が先天的にあるもので、それがあると膝を曲げ伸ばしするたびに内側の肉に当たって炎症を引き起こすのだそうだ。医者からは飲み薬を処方してもらい炎症をある手度治めたのだが、それでも股を広げた状態からのワイドレンジスクワットをしたりすると膝に気になる程度の痛みを感じ始めたりする。どうしても治すのであれば間接鏡(内視鏡)手術により棚を切除するしかないのだが、4日間の入院が必要となる。そうこうしている内に仕事の忙しい時期に突入してしまい手術どころではなくなってしまった。
 でもここでちょっと考えてみた。普通のロードレースのように1分間に約80回の高速回転を目標に自転車を漕ぐような乗り方は私の膝にはどう考えても悪いのだが、速い回転をしないですむ競技、「ヒルクライム」はどうかと・・・。そんなことからここ1ヶ月は毎週末に近所の浅間温泉の裏の山を登っている。松本へはロードレーサーを持って来ていないので通勤用のBD-1で登ることになり、余り軽いギヤではないのだが、多少膝に痛みが出るもののその後平日に休んでいる間に痛みもひと段落する。というわけで自転車道楽も復活し、最近は週末が楽しくてしょうがなくなってきた。