PRIDE武士道其の六

高瀬大樹VSダニエル・アカーシオ
互いにパンチを打ち合った後、高瀬がタックルに入るが、切られて猪木アリ状態へという展開が繰り返された。その後アカーシオがグラウンドに付き合ってくれれば、高瀬に勝機が見出せるのだがアカーシオは必要以上には付き合わない。高瀬としては自分がテイウダウンをとる以外に勝ちはないのだが、タックルは全て見切られてしまった。
レスリングでは、前にプレッシャーを掛けた上で相手をいなしたり、フェイントを入れたりしてタックルに入る。何もしていないところからいきなりタックルに入ってもまず取れない。総合の場合であればパンチの打ち合いを覚悟の上で踏み込んで距離を詰めてからでないとタックルを取れないのではないだろうか。相手の打撃を警戒してのことだろうが、高瀬はパンチ・タックルともに遠かった。立ちレス状態からのタックルにしても、その前にいなしやフェイント等がない為、見切られてしまったのだと思う。