「江戸を斬るⅡ」(CS:時代劇専門チャンネル)

水戸黄門」、「大岡越前」に続く第三の男として月曜夜8時に登場した西郷輝彦演じる遠山金四郎。プロレスに例えると、助さん・格さん・弥七・八兵衛等キャラクターの豊富な「水戸黄門」は有名外人の豊富な全日本プロレス大岡忠相の一人舞台と言える「大岡越前」は猪木が主役の新日本プロレス(榊原伊織が坂口征二かな)。そして女剣士の紫頭巾が活躍するのが斬新な「江戸を斬る」は、ビル・ロビンソンが外人として初めてエースになった国際プロレスといったところか。
ともかく紫頭巾は金四郎以上に活躍をしたりもする。また、シリーズを重ねる毎に松坂慶子の人気が爆発し、スケジュール調整がつかなくなり、パート5あたりでは登場回数が極端に減ったそうだ。これなどはまさに後に国際から他団体に移籍したロビンソンのようである。

江戸を斬る」は、子供の頃はレギュラー時間のみならず、平日夕方4時からの再放送も毎日見ていた。今回のCS放送で久しぶりに紫頭巾を見れたが、それ以外にも、遠山金四郎の北町奉行拝命の経緯や、敵役である鳥居櫂蔵を演じる金田龍之介の見事な悪役っぷり等見所は沢山あったし、名曲「ねがい」も聞けたし言うことなしであった。