スイムは遅い方のなので、後ろのほうから誰にも邪魔されずにマイペースで泳ぎたかったのだが、これだけ選手が多いと同じレベルの人がたくさんいて、結局大群の中で泳ぐことになってしまった。ペースとしては早すぎず・遅すぎず丁度よいスピードで泳ぎ続ける。途中で何故か頭のなかで、郷ひろみと樹木きりんの「りんご殺人事件」が流れ始めた。『何でだよ!?』と思いつつも結構快調に泳ぎ続ける。
最初の折り返し地点を越えたところで、前泳者の平泳ぎのキックが私の顔を直撃!ゴーグルがずれてしまった。立ち泳ぎしながらゴーグルの位置を直して泳ぎを再開。顔を蹴られるのは昨年の村上でも経験しており、気を付けていたのだが、平泳ぎのキックは死角から蹴りが来るので全くの無防備であった。まるでミルコクロコップの左ハイキックのようだ。その後も別な人に1回顔を蹴られたがこれはそれほど強烈ではなかった。どうやら周りには平泳ぎ派の人がぽつぽついるようだ。逆に言えば私のクロールは他人の平泳ぎと同程度のスピードだということか!?
2回目の折り返し地点を通過して暫くするとようやく岸が見えてきた。海の底も見えてきたのでもう足がつくかなと思って立ち上がろうとしたところまだまだ深いことが判明。その際、足をバタバタさせた拍子に左足が攣りそうになった。その後やっと岸にたどり着いてバイク置き場へ走っていく。左足にやや不安を抱えながら。
スイムのタイムは52分24秒。リレーのスイムに出場した知事にちょっとだけ勝った。